• 2023/03/19
    • 独り言

    それ、それでやる必要ある?

    最近は開発も佳境に入り、中々自由な時間を謳歌するという状況になりません。
    が、そんな中でも、ふとした空き時間に技術書を読んだりします。

    最近読んでいるのはこちら。
    「マスタリング・ライトニングネットワーク」

    タイトル マスタリング・ライトニングネットワーク
    ISBN 978-4-8144-0014-0
    著者 Andreas M.Antonopoulos, Olaoluwa Osuntokun, René Pickhardt
    監訳 安土 茂亨、中城 元臣、深田 涼太、鳩貝 淳一郎
    発行 オライリー・ジャパン

    みんな大好き、オライリージャパンさんの新刊(2022年12月発行)です。
    ビットコインでも使われている技術ということで、また何か面白い仕掛けでも作ったのかなと思い、即決で購入しました。

    まだまだ序盤しか読めてませんが、「ライトニングネットワーク」なるものは、おおよそ次のようなコンセプトのようです。

    ビットコインは、取引が成立したと見なせるまで60分もかかる。
    だが日常生活の買い物では、その場で即座に成立しないと使い物にならない。
    60分もかかる原因は、ブロックチェーンへ記録するための時間だ。
    ならば、ブロックチェーンへ記録しなくてもビットコインをやりとりできるネットワークを作ろう。

    まあ、問題点についてはごもっともだと思います。
    最近では、コンビニなどに行くと、非常に多くの方が電子決済を使われています。
    スマホやカードをかざして音が鳴ったら終わり。
    秒で終わります。

    それが、ビットコインだと60分も待たなくてはならない。
    そりゃあ、使い物になりません。
    お昼休み終わっちゃうじゃないですか。
    11時ぐらいにトイレに行く人が増えますよ、これは。

    ただ、ごもっともとは思いつつ、冷静に考えると、素朴な疑問が浮かんできます。

    やりとりをブロックチェーンに記録しないのであれば、もうビットコインである必要はないのでは?

    投資目的でない人々が、なぜビットコインを使うのかというと、暗号理論によって自律する、どの国家にも依存しない通貨だからだと思います。
    それなのに、その暗号理論の中核であるブロックチェーンを捨てる。
    ブロックチェーンのないビットコインなんて、その辺のポイントカードと同じでは?
    そんな疑問が、私の中に浮かんでいます。

    まあ、まだ序盤ですから、読み進めたらアッと驚く技術が出てくるのかもしれません。
    アレコレ言うなら、せめて一冊読み終えてからですね。
    面白いトリックに期待しながら、読み進めることにしましょう。

    それでは、タイトルはそれでいいのか結構悩んだ、山本慎一郎でした。

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プロフィール

山本慎一郎
(Shinichiro
Yamamoto)

RISS
No.024086

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第024086号

情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)第024086号の山本慎一郎です。

福岡県を拠点に、安全・安心なデジタル社会の実現を目指し、活動しています。

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