- 独り言
合格証書が届きました
システム監査技術者試験の合格証書が届きました。
合格発表は12月に行われているのですが、いつもながら、合格証書が届いてようやく、『夢や手違いじゃなかったんだ』と安堵できます。
さて、今回の試験ですが、これまででもっとも全力で勉強に取り組んだ試験でした。
まず、去年の1月、春の情報処理安全確保支援士試験の受験を申し込む時点で、既に秋のシステム監査技術者試験を受けるつもりでいました。
そして4月に春の試験が終わると、すぐにシステム監査技術者試験の勉強を始めました。
6月、春の合否が発表されたらギアチェンジして、過去問をやりはじめました。
8月、論述式(小論文)の対策として、本番を想定した流れで、何本も小論文を書きました。
9月、過去問や小論文を続けながらも、試験当日にやる気が最高潮となるように、休憩期間を取るなど体調のリズムを調整しました。
10月、最終調整と本番。本番当日と前日の準備は手慣れたものなので、これまでの経験を生かして最高の状態に仕上げました。
結果、午前Ⅱ72点、午後Ⅰ61点、午後ⅡA評価。無事合格できました。(論文以外は60点以上、論文はA評価なら合格)
が、正直、午前Ⅱと午後Ⅰは、想定よりもかなり低い点数でした。
午後Ⅱの小論文を重点的に仕上げたので、他が多少犠牲になるのは仕方ないのですが、午後Ⅰの61点はちょっとマズいです。
さすがに気になって解答例を見ると、題材となった法改正(個人情報保護法の改正)に重点を置きすぎ、監査の基本的な着眼点からズレてしまっていたことが原因のようでした。
試験だからというのも多少はあるかと思いますが、監査において着眼点や争点というのは非常に重要なポイントなので、もう一歩引いた視点で見なければと痛感しました。
とはいえ、合格は合格です。
これで、システム監査技術者だと胸を張れるわけです。
が、同時に、システム監査技術者だという重責も背負います。
いや、どちらかというと、『え、システム監査技術者なんだよね?』という周囲からの視線に対する恐怖の方が近いかもしれません。
私は、資格というのは、その人の能力を客観的に評価、証明するものだと思っています。
ですので、有資格者を名乗る以上、最低でも合格したときの能力水準は維持しなければならないと思っています。
『資格を持ってるプロだと思ったら、ただの飾りだった』と言われないよう、努力しなければなりません。
では、そのために何をすればいいか?
答えは簡単。勉強すればいいんです。
猛烈なスピードで進歩し続けるデジタル技術に、何とかくらいついて勉強し続けるのです。
従来だと、ニッチな技術などは中々資料がなく、欧米の資料をインターネットで検索したりもしていました。
が、日本にもデジタル庁ができて、かなり情報が整理されるようになったので、最近はそちらをちょこちょこ見に行っています。
さすがに、あらゆる方面の先進技術に追いつくのは不可能ですが、自身の興味のある分野のトピックを拾うだけでも、結構ためになります。
というわけで、ついに高度試験の合格証書をコンプリートしました。
資格を取りはじめた当初は、システムエンジニアに転職するための単なる道具だったはずなのですが、気が付けばライフワークになってました。
ですが、大切なのはこれからです。
この資格を以って、何を為すのか。
ただの飾りにしてしまわないように、精進していこうと思います。
それでは、持っている資格を聞かれて『高度試験全部』と答えられるようになった、山本慎一郎でした。